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無料のセキュリティソフトで十分? 2026年版、無料と有料の違い

基本的な保護については、無料と有料に大きな差はありません。本当の違いは、守れる端末の数、付属機能、そしてメーカーがどうやって収益を上げているかにあります。

要点

最新の状態に保たれた端末1台なら、多くの場合は十分です。総務省によると、ほとんどのパソコンにはOSやブラウザーの機能としてセキュリティ対策が標準装備されています。Windowsには Microsoft Defender が入っていて、アバストやアビラには無料版があります。有料にする価値があるのは、端末が多い、VPNやパスワード管理などの付属機能がほしい、まとめて管理したい場合です。

PrivacyTechReview編集部 更新日:2026年10月14日 約6分で読めます

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イラスト:脅威を通してしまうひび割れた基本の盾と、それを止める何層もの盾
イラスト:PrivacyTechReview編集部

セキュリティソフトは必要? 警察庁は「必ずウイルス対策ソフト等を導入してください」とし、IPAも基本の対策にセキュリティソフトの利用を挙げています。ただし、必ずしもお金を払う必要はありません。総務省によると、ほとんどのパソコンにはOSやブラウザーの機能としてセキュリティ対策ソフトが標準装備されており、国家サイバー統括室のハンドブックも、個人の利用ならOS標準のセキュリティソフトで事足りることも多いとしています。問題は、基本の保護のほかに何が必要かです。

しっかりした無料の選択肢

  • Windows 10と11に組み込まれた Microsoft Defender ウイルス対策。
  • 有名メーカーの無料版:Windows、Mac、Android、iPhone/iPadに対応したアバストの無料アンチウイルスや、月500MBまでのVPNとパスワード マネージャーが付く Avira Free Security。
  • Mac、iPhone、Androidに標準で入っている保護(XProtect、アプリの隔離、Google Play プロテクト)。

無料版では何ができない?

  • 家じゅうの端末を一か所で確認すること。
  • 制限のない付属機能:無制限のVPN、フル機能のパスワード管理、保護者機能、バックアップ。
  • アップグレードの案内が出ないこと(無料版はこれで収益を上げています)。

無料には理由がある

メーカーには収益が必要です。多くは一部の利用者に有料版を買ってもらうことで、データで稼ぐ場合もあります。2024年4月、チェコの個人データ保護当局は、2019年に閲覧データを子会社Jumpshotに渡していたとして、アバストに3億5,100万チェココルナの制裁金を科しました。無料のセキュリティソフトを入れたら、プライバシー設定を確認しましょう。

有料にする価値があるのはどんなとき?

  • OSの異なる複数の端末を守り、一か所でまとめて確認したい。
  • VPN、パスワード管理、保護者機能、バックアップなどの付属機能を使う。
  • スマホで詐欺への警告が必要な家族がいる。

有料版を選ぶなら、初年度の特価ではなく更新時の価格で比べましょう。総務省も、有償の対策ソフトは有効期限が過ぎると更新されなくなるので、料金を払い続ける必要があると注意しています。

基本の守りなら、無料も有料もほぼ同じ。お金を払うのは、本当に必要な守備範囲と付属機能のためです。

出典(2026年10月14日確認)

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PrivacyTechReview編集部

編集部

編集部では、メーカーの公開情報と独立したテスト機関のレポートをもとに、個人向けセキュリティソフトを分析しています。

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